第57回日本文化塾 講演会
本居宣長 ─「歌道」と「古道」
講師 | 金子 元 氏(丸山真男記念比較思想研究センタースタッフ) |
日時 | 2019年6月22日(土) 14:00〜16:00(13:30開場) |
会場 | きゅりあん(品川区立総合区民会館) 6階 中会議室 |
参加費 | 会員 1,000円 / 一般 1,200円 参加費・資料代として、当日会場にて申し受けます。 |
本居宣長は近世日本の思想史上きわめて重要な存在とされ、研究者の関心を集めてきました。しかし、宣長の思想を全体としてみると、依然として明らかでない大きな謎も存在します。それは、古事記研究を中心とした古代を理想とする彼の古道論と、古今集・源氏物語を中心とした平安朝を模範とする歌道論とが、彼のなかでどのように整合するのかという問題です。 今回の講演では、前半は本居宣長が日本思想史においてどんな意義をもつのかを概観します。後半で宣長思想の「謎」について、読み解いてみます。
講師 金子 元 氏 プロフィール/
1973年生。千葉県出身。学習院大学大学院博士後期課程満期退学。丸山真男記念比較思想研究センタースタッフ、東京女子大学・順天堂大学・秀明大学非常勤講師。論文に「黎明期学習院の学制変遷と華族像の競―-華族会館設立から学習院第一次改革までー」など。