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第49回日本文化塾「松前藩の幕末維新 ─ 知られていないその姿」| NPO法人 日本文化塾

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第49回日本文化塾 講演会

松前藩の幕末維新─ 知られていないその姿

講師山崎 香 氏(松前藩史研究家)
日時2017年4月22日(土曜日) 14:00〜16:00(13:30開場)
会場玉川区民会館 第5集会室2
参加費会員 1,000円 / 一般 1,200円
参加費・資料代として、当日会場にて申し受けます。

松前藩は江戸時代、蝦夷地にあった唯一の藩でアイヌ交易の占有権を中心とした商業によって成り立っていました。幕末嘉永年間に至り、外国船の脅威により幕府から築城命令が下る一方で、蝦夷地のほとんどが召し上げられてしまいます。藩主崇広は、外様大名でありながら、幕府老中となり、蝦夷地奪還を目指して老中職に奔走しますが、突然失脚し、蟄居、死去してしまいます。次の藩主徳広は病弱で隠居を希望しますが、藩内ではそれを阻止しようと、騒動が起こり、松前藩士に残る最も凄惨な正議隊事件の引き金となりました。本講座では、松前藩の成り立ち、特色と正議隊事件についてお話したいと思います。

講師 山崎 香 氏 略歴 /
1971年東京都新宿区生まれ。聖徳大学大学院言語文化研究科博士課程修了。文化博士。専門は幕末維新期の松前藩史。最近の業績に「函館府の窮地と松前藩正議隊士接近の目的ー正議隊事件の背景」(北海道・東北史研究会『北海道・東北史研究』第4号 2007)「松前藩正議隊政権成立ー正議隊の藩政改革」(同第6号 2010)

参加者の皆様の声

専門外で、それに不勉強なので?今回のテーマは難しかったです。
幕末の激動の時代に、各藩にどれほどの葛藤があったことか、武士階級の人達は
どのようにして新しい時代に適応していったのだろうかと想像しながら拝聴していました。
歴史をさまざまな角度から見ることはとても興味深く、大切であると改めて感じました。
外国人留学生に聞いたのですが、国によっては様々な角度から研究したり、
表現する自由がない国もあるようです。(AN)

今回の演題は「幕末の松前藩の状況」についてなので、興味がありました。
内容は、お家騒動と尊皇倒幕に絡んだ正議党の詳細を極めたお話で、結構面白かったですが、
もともと、高田屋嘉平や伊能忠敬の話に出てくるアイヌの人々から
年貢を徴収する幕府の出先機関、さらには幕末維新の折新撰組の土方歳三が
華々しい最期を遂げた五稜郭の戦い程度しか知識はありません。
しかし、講師のお話は正議党を中心に細部に焦点を当てすぎて、
我々一般の歴史好きの人にはややわかりにくい感じでした。
講師はまだ若いし、学問への情熱は大いにおありのようなので、これから
十分経験を積まれ、ご活躍されるよう期待しています。(HN)

講演会、あんなにたくさんの資料を用意してくださって、なかなか内容のあるものでした。
松前藩についてはあまり知りませんので、あれもこれもと盛りだくさんのメニューは面白かったのですが、
ただ、項目の立て方やお話の展開にもう少し工夫があったら、もっとわかりやすかったのではないでしょうか。
松前藩のブラックホールを解明する文書の内容もご披露されたら、もっと興味深いものになったのではないでしょうか。
ど素人が生意気なことをいってすみません!(OT)

松前藩が無石高(?)で商業の藩だったことはとても驚きました。
藩というのは「○○石」で表すと思い込んでいましたから。
同時に、藩重臣の配偶者が商人の出身であるということも驚きました。
正議党については、現在でも事件について口を閉ざす方もあるとは、武士の高潔さを感じます。
外国では暴露本などを出版してお金儲けをする人もいます。
このような点も「日本文化」の美徳ではないかと思いました。(XX)

松前藩はアイヌや蝦夷地特産品の交易によって成り立つ特異な藩であり、私は江戸時代の松前藩と言えば、アイヌの蜂起の鎮圧とロシア来航時の応対等で知る程度だった。今回の講演はこの松前藩で幕末維新に起こった、歴史や小説にはほとんど取り上げられない正議党事件についてだった。あまりにも凄惨な事件であったことと、明治新政府への配慮から当事者たちは真実を隠蔽し口をつぐみ、戦前はおろかつい最近の市町村史でも詳細は触れていない。先行研究がほとんどないなかで、講師は丁寧に正議士文書を読み込み、正議党事件を勤皇佐幕の思想対立の罠から解放したことに感服した。

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