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第38回日本文化塾 講演会

江戸を考える そのⅣ近世のエコマネー『羽書と藩札』─ 近世伊勢のグローカル構造

講師千枝 大志氏(皇學館大学研究開発推進センター助教・佐川記念神道博物館学芸員)
日時2014年11月15日(土曜日) 14:00~16:00(13:30開場)
会場TKP信濃町ビジネスセンター カンファレンスルーム1
参加費会員 ¥1,000 / 一般 ¥1,200

我が国最古の紙幣の事例と言えるのが、羽書と呼ばれた私札で、江戸時代に各藩が発行した藩札のルーツとも されます。その代表が、伊勢神宮外宮門前町山田で発行された山田羽書であり、すでに1610年代後半には史 上に姿を現しています。欧州最初のイギリスのゴールドスミスノートが1640年代発行、ストックホルム銀行に よる世界初の銀行券が1661年発行です。世界最古の紙幣、交子が中国宋代に登場しているので、世界的な視 点に立脚した紙幣史からしても、我が国は世界で2番目に古い歴史を有する国と位置づけできるのです。 今回は、近世伊勢の経済構造の一端とともに、コレクターの目を引く、日本の古紙幣の見どころなども入門講座 的にお話しいただきます。

講師 千枝 大志 略歴 / 1976年、栃木県宇都宮市生。2005年、皇學館大学大学院文学研究科博士後期課程国史学専攻単位取得満期退学。博士(文学)。 同年、財団法人鈴屋遺蹟保存会本居宣長記念館研究員(学芸員)。2011年、皇學館大学佐川記念神道博物館助教を経て、2013年 より現職。専攻は日本中近世史、博物館学、神道学。主著『中近世伊勢神宮地域の貨幣と商業組織』(岩田書院、2013)最近共著に 『岩波講座日本歴史第8巻中世3』(岩波書店、2014.8)

参加された皆様の声

私には興味あるテーマでしたので面白く拝聴しました。
御三卿の成立のいきさつ、性格、構成、歴史など詳しく報告されましたね。 江戸後期の幕府における存在感が有った家ですが、ドロドロとした人間模様の描写が一番面白いですね。
その点講師の先生が格式張らず、若さあふれるしゃべり方をされていたのは好感が持てました。 水戸の「戸定歴史館」の資料が公開されて、「水戸藩がなぜあれほど尊王攘夷の過激思想になったか」、「一橋慶喜はなぜ敵前逃亡のような施策を取らざるを得なかったか」などクリアにされるといいですね。
次回の新しいテーマを期待しています。M.H

8代将軍吉宗が子や孫のために立てた御三卿は、御三家や藩とは異なり、まとまった領地も譜代の家臣団も持たず、将軍家の部屋住みの処遇ともいうべき特異な家門であった。
この御三卿の歴史は、歴代養子縁組が多く、将軍や大藩の藩主を出したり、また当主がいないと暫時「明家形」になったりと、複雑で変化に富んだものである。講師は御三卿の成立から幕府崩壊後までを、史料に基づきまた最新の学問成果を踏まえて丁寧に説明され、他所で聴くことの少ない話だけに興味深いものであった 。O.H

御三卿は江戸文化に影響が少なかったことが理解できました。 人物の覚えきれない名前だけが頭を横切りました。それより田沼意次とか松平定信の方に興味が引かれました。K.I

実は、小生は茨城県出身で、今回のテーマは楽しみにしておりましたので興味深く拝聴させていただきました。
武子先生は、常陸太田のご出身と伺いまして大変親近感を感じました。 現在の水戸の一橋 徳川家の徳川宗親氏の夫人は小生の縁戚から嫁いでおりますので尚更興味津津でした。徳川記念財団の会合や、漢字文化振興協会・藩校サミットなどで、徳川宗家や水戸徳川の徳川斉正様にもお会いする機会はありますが、慶喜公の曾孫の将軍コーヒーで有名な徳川慶朝様には未だお会いしてないので、機会が有りましたらお目に係れれば光栄だと思いました。まだまだお若い武子先生が近世史をご専門にされて、なかんずく田沼意次さんを研究されるきっかけになったとのお話は、歴史の見方は色々あるのだろうと改めて、人物の評価等も含めて歴史を学ぶのは大切であると今更ながら認識致しました。 何時も色々と時宜を得たテーマ、ご準備等本当にお世話になり感謝申し上げます。
簡単ですが、感想とさせていただきます。H.M

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