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第36回日本文化塾 会員研修講座

江戸を考える そのⅡ大名行列考─ 東北大名、西へ

講師鈴木 壽子氏(近世史研究に生きる日本文化塾主宰)
日時2014年7月26日(土曜日) 10:00〜12:00(9:30開場)
※暑い時期なので、朝の時間帯に設定しました。
会場玉川区民会館 第五集会室
参加費会員 ¥1,000

「♪てんてんてんまり」のてまりうたや、時代劇でおなじみの大名行列。 皆様は、どんなイメージをおもちですか。 知っているようで、知らないことが沢山あるのではないでしょうか。 今回の会員研修では大名行列を取り上げますが、これが本当に面白いのです。 行列って何?いつ出かけるの?何人ぐらい?どんな準備をするの?何を持って行く? 道筋は?交通手段は?日程は?費用は?どこに泊まるの?沿道の人たちは何をする? 庶民の旅と同じところ、違うところ・・・などなど。 いろいろな切り口から見えてくる江戸時代の制度・社会を考えてみようと思います。

参加された皆様の声

楽しく聴かせていただきました。
江戸時代は戦い(国内戦争)がなくなり、「士農工商」の職業身分制度が行き渡り、ある意味で作られた平和な社会と思います。 職業身分制度の中で「士」の浮きあがった文化の講話におもしろさを感じました。 職業軍人、施政者、権力者、上位身分者として、その維持のため職務上の行動は隊列を組むこと。 パフォーマンスとして、ショウビジネスとしても行列を組み、「士」をアピールすること。 (村の)肝いりの葬儀の場面で6人が隊列を組むなんてよく解ります。大名行列の絵図、その解説など、映画を観ているように目に浮かんできました。IK

大名行列がどう行われたかについて、前半では一般論を、後半では出羽上山藩の大坂までの行列を例に、多くの原史料や絵図を使って説明され、面白かった。大名行列はあくまで軍事編成で有り街道を駆けることもあったこと、城下町を通過するときには様々な慣習があったことや、地元の町民や農民が行列の見物を楽しんでいたこと等、江戸太平の世の歴史トリビアを堪能した。HO

土曜日は、たいへん興味深いお話を聞かせていただき、ありがとうございました。 配布された資料に書いてない面白い裏話がもっともっと会ったことでしょう。 時間切れが残念でした。いつも思うのですが、こんな内容の深いお話を、あれだけの人数で聞くのはもったいないと言うことですが、なんとかして聴衆を増やす手立てを考えなければいけませんね。OT

26日には酷暑の中ご指導頂きましてありがとうございました。大変面白くお話を伺いました。江戸時代の大名行列がそのように形式の整ったものだったとは驚きでした。武士が出かけるときにもいちいち行列を組む必要があったことがわかり、最近読んでいました時代小説でも大名の出かける場面に行列が何度か登場していることに改めて気がつきました。大名行列の構成メンバーの多くが雇われた人々だったことも初めて知りました。槍を振りながら踊る専門職の人がいたということもとても新鮮!本陣での食事はどのようなものだったのですか?また大名行列は大変な速足で移動したとのことですが、一種の武士社会の訓練のような役割もはたしていた訳ですね。経済効果も生まれ大変有効なしくみになっていたことが良く分かりました。YA

昨日の研修に参加して、江戸時代の大名行列の実際を史料からイメージしつつ行政の視点から見直すことの意義を考えるようになりました。行政において”慣例が大切”ということにつきまして、個人的な体験としてお役所の慣例重視の姿勢に不満を感じることがあっても、慣例が大切とは思ってなっかことに改めて気付きました。MT

大名の存在の根拠が寛文印知にあり、それがきちんと維持管理されていたこと、武士の 行列は軍事に即したものであったこと、公的な記録が義務付けられていたこと、大掛かり な大名行列が大変な距離をすごいスピードで移動していたこと等、まさに目から鱗が落ち た思いがしました。
私達が抱いてきた江戸の武士階級のイメージは、惰眠を貪る特権階級で社会的な存在価値の低いもの、というものでしたが、どうもそれは戦後の唯物史観によるものではなかったか、という気がしました。
当時から行政として、日常をきちんと記録していたこと、それは現在にも続いていることというお話は、江戸時代から戦前まで秘文化的は封建制度?が続いてきて、現代社会との断絶を無意識に感じていた私としては、当時の社会の実相がもっと広く認識されなければいけないのではないか、それこそ歴史再認識が必要なのではないかという思いが強く致しました。
今TVで盛んに歴史を取り上げていますが、少数のリーダーをヒーローとして紹介しているだけで、当時の社会をきちんと伝えているとは言い難いのではないでしょうか?文化塾の活動を通じて、見識を広げて頂けることを期待しております。SK

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